
どうも! らふ男はれ美です!



今日楽しかったねー



私は楽しかったけどらふ男は楽しかったの?
あまり楽しそうに見えなかったから・・・



楽しかったのになぁ
そんなつまんなそうに見えてたのかな・・・
パートナーや家族と楽しい時間を過ごしたつもりが「本当に楽しかった?」などと思われたことはありませんか?
自分なりに想いを伝えたつもりでも、一緒にいる人に伝わらないことってありますよね。
「言い方が悪かったのかな?」「どうやったらちゃんと伝わるのかな?」など悩んでしまう人は多いと思います。
この悩みは恋愛や仕事、家族との会話などいつでも起こり得ることだと思います。
このちょっとしたすれ違いからケンカになってしまう人もいますね。
私たちもうまくコミュニケーションが取れず、たまにモヤモヤすることがあります。
話を聞いている人がどこで判断しているのか理解できればもっと良いコミュニケーションが取れるようになります。
この記事では、言いたいことが伝わらなくてすれ違いが起こる理由についての解説と、相手に伝える方法の1つ「メラビアンの法則」についてお話ししていきます。
- メラビアンの法則とは
- 人はどのようにして話を理解しているのか
- 上手な伝え方


相手に伝わらない理由
話がうまく伝わらないと悩んでいる人の多くが「どう言えばよかったのかな」と話の内容に問題があったと思ってしまいます。
しかし相手は、話の内容よりも「どんな顔・表情をしているか」「どんな話し方か」などの話している人の顔の表情や声の感じで判断しています。
「何(話の内容)を伝えればよかったのか」ではなく「どのように(言い方や表情)伝えるか」が大切なんです。
「今日楽しかったね」とただ言葉を並べるのではなく、笑顔で相手の目を見て話すと伝わるようになるかもしれませんよ。
ここからは話し方によって聞いた相手がどのような印象を持つかを実験し「どのように話すと相手に伝わりやすいか」ということを検証した、アメリカ心理学者のアルバート・メラビアン(Albert Mehrabian、1939年 – )の「メラビアンの法則」を解説します。
メラビアンの法則とは
メラビアンの法則では、話をする時の3つの要素によって相手に与える印象が決まると言われています。
- 言語(話の内容)
「こんにちは」「今日どこか行かない?」など - 聴覚(声のトーン)
楽しそうに少し高い声で話す、悲しそうに低い声で話す、怒って怒鳴るなど - 視覚(ボディランゲージ)
笑顔で話す、腕を組んで話すなど
思っていることがうまく伝わらないと悩んでいる時、最初の言語(話の内容)だけでなく聴覚(声のトーン)と視覚(ボディランゲージ)がどうなっているか思い出しながら読んでいくと、自分の伝え方をどうしたら伝わりやすくなるのか分かるかもしれません。
ここからアルバート・メラビアンが実際に行った実験について解説していきます。
行われた実験
この実験によって「話を聞く人」がどこで「話す人」の印象を判断しているのかがわかります。
「話を聞く人」が「話す人」の話し方(言語、聴覚、視覚3つの要素の2つ以上が含まれる)に対して、「良い印象」または「悪い印象」のどちらの印象を持ったかという実験を行いました。
例を記載しますので「良い印象」と「悪い印象」どちらを持ったか、みなさんも考えてみてください。
- 例1
言語:こんにちは
視覚:目を見て笑顔で - 例2
言語:ありがとう
視覚:顔を見ずに下を向いたまま - 例3
言語:今日は楽しかったね
聴覚:小さな声で
いかがでしたか?
3つの例で共通しているのが、言語だけをみると「良い印象」を持つと思います。
しかし他の要素「視覚」か「聴覚」を合わせて考えると、違った印象になりませんか?
コミュニケーションには、いくつかの要素が関わっていることがわかります。
では、実際の実験結果も見てみましょう。
実験結果
ほとんどの人が例1では「良い印象」、例2と例3「悪い印象」を持ったそうです。
みなさんが思った印象と同じだと思います。
ここで注目したいのが「言語(話の内容)」よりも「聴覚(声のトーン)」「視覚(ボディランゲージ)」の方が印象として強くなるということです。
例2、例3については「ありがとう」「今日は楽しかった」と言語については「良い印象」を持てる内容になりますが、聴覚(声のトーン)と視覚(ボディランゲージ)の印象の方が優先され「悪い印象」与えていて、悪い印象がそのまま「話す人」の印象になっています。
ここでもう1つ質問です。
話を聞く時に優先される印象は言語・聴覚・視覚、それぞれどれくらいの割合になるでしょうか?
この実験結果から想像してみてください。
言語、聴覚、視覚 優先される印象の割合
言語、聴覚、視覚の内容が一致していない時(例2や例3のような場合)「好感」「反感」の印象が優先される割合です。


「わかってはいたけど、言語ってこんなに少ないの?」って感じですね。
あくまで実験結果ですが聴覚と視覚が90%以上、言語については7%に留まっています。
つまり自分の想ったことがうまく伝わらないのは、聴覚と視覚に訴える内容に相違があるかもしれないってことです。
最初にお話ししたように、うまく伝えることができなくて悩んでいる人は「どう言えばよかったか」を考えてしまいますが、話を聞いている人は言語(話の内容)よりも伝え方で判断していることが、この結果を見ればわかりますね。
良いコミュニケーションを取るために必要なこと5選
どうしてわかってくれないの?をやめる
話をする人としては「こう言えば伝わるだろう」と思って話していますが、うまく伝わらず「どうしてわかってくれないの?」とイライラしていませんか。
そうなってしまっては話を聞いている人も聞きたくなくなってしまうので、イライラが治るまで少し時間を空けるなどして改めて伝えるようにしましょう。
話を聞いてくれているということは、「話を聞きたいと思ってくれている」ということです。
もう一度どうしたら伝わるのか考えて、話してみてください。
話し方や声のトーン、姿勢を意識して話す
メラビアンの法則でも説明しましたが、話を聞いている人はあなたの言語(話の内容)よりも話し方(聴覚、視覚)で判断しています。
自分の話している時の、表情や姿勢、声のトーンが話したい内容に合っているか、相手に伝わりやすいか考えながら話してみてください。
話し方の上手い人を真似てみる
周りに話し方が上手だなぁと思う人がいて羨ましいけど、どうしらいいかわからないという時もあると思います。
それにこれまでの自分なりの話し方からいきなり変えるのは難しいですよね。
まずは自分が思う話し方が上手い人を真似てみてはどうでしょうか?
会ったことがない人で実践してみる
知っている人の前でいきなり話し方を変えるのは勇気が要りますね。
まずは会ったことがない人と話す時に、試してみることがおすすめです。
会ったことがない人と言っても、スーパーなどの店員さんや飲食店のスタッフさんなど、ちょっとした会話をするような人でOKです。
繰り返し実践することで普段の話し方も自然と変わり、周りの人も「最近話しやすくなった」という印象を持ってくれると思います。
「必ず上手くいくものではない」と理解する
人とのコミュニケーションは「これをやったらうまくいく」というものではありません。
人によって性格が違うため、同じ話し方をしても受け取り方にも違いが生まれます。
中にはどうしても理解してくれない人もいます。
なので相手から思ったような返事がなくても「そんな時もある」と割り切ることが大切です。
もし上手くいかなくても別の話し方を試してみたり、時には距離をとってどういう人なのか観察してみるのも良いと思います。
言語(話す内容)も軽視しない
ここまで伝え方についてお話ししてきましたが、話す内容もおろそかにしないでください。
言語については気にしなくて良いと誤解される方もいるかもしれないので、補足しておきます。
何を話すか、どう伝えるかの両方を考えてから相手に話すことで、自分が想っていることが伝わる可能性が高くなります。
同じ言葉を話す人間同士なんだから話せば伝わるだろうと考えを持っているなら、その考えは一度改めてコミュニケーションをうまく取ることを考えてくださいね。
まとめ
話を聞くときに相手が受け取る印象や、良いコミュニケーションを取るために必要なこと5選を解説してきました。
前提として、人によって価値観や考え方は違います。
パートナーや家族とは長い時間一緒にいるから理解できていると思い込まず「相手が自分の話のどこで判断しているのか」「伝えたいことが伝わっているか」今一度考えてみてください。
この「メラビアンの法則」が考えるヒントになれば幸いです。





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